私はコロナウィルスのワクチン接種を三月に接種することになります。コロナウィルスのワクチン接種を三月第一週と第三週に接種をすることになっています。65歳以上は四月から開始となりますが、市町村により異なります。なかには、戸惑っている人もいます。
『古事記』の原文には
此天皇之御世、伇病多起、人民死爲盡。爾天皇愁歎而、坐神牀之夜、大物主大神、顯於御夢曰「是者我之御心。故以意富多多泥古而、令祭我御前者、神氣不起、國安平。」是以、驛使班于四方、求謂意富多多泥古人之時、於河內之美努村、見得其人貢進。
爾天皇問賜之「汝者誰子也。」答曰「僕者、大物主大神、娶陶津耳命之女・活玉依毘賣、生子、名櫛御方命之子、飯肩巢見命之子、建甕槌命之子、僕意富多多泥古。」白。於是天皇大歡以詔之「天下平、人民榮。」卽以意富多多泥古命、爲神主而、於御諸山、拜祭意富美和之大神前。又仰伊迦賀色許男命、作天之八十毘羅訶此三字以音也定奉天神地祇之社。又於宇陀墨坂神、祭赤色楯矛、又於大坂神、祭黑色楯矛、又於坂之御尾神及河瀬神、悉無遺忘以奉幣帛也。因此而伇氣悉息、國家安平也。
私は『古事記』に記載されている崇神天皇時代の疫病の流行りであります。国民の半分が亡くなったという記載があるほどですから、大変な時代であったことです。
崇神天皇はこの疫病について悩み、神牀(かむとこ)という夢で神様に助言を求める為に清めた寝床で眠ると、その夢に出てきたのが大物主神でした。
その夢の中で大物主神は「この疫病は私の御心だ。意富多多泥古(オオタタネコ)に我が御魂を祀らせなさい。そうすれば神の祟も起こらず、国は安らかに治まるだろう」と言いました。
すると崇神天皇はさっそくそのオオタタネコを探し出します。
そしてついに河内の美努村(現在の大阪府八尾市あたり)という所で見つけると、すぐに大物主神を祀るように祭主として任命しました。
すると、すっかり疫病は止み、国は安らかに治まったのです。
私はこの文章を単なる『古事記』の記載されていることで関係ないと言われると思いますが、重要な預言が含まれているように思っております。
大物主は三輪神社に祀られている神様であります。さて、私はまだ行ったことがないですが、意富多々泥古の河内の美務村ですが、下図に祀られています。小さな祠があるようです。
加茂神社趾となっています。
「谷口雅春先生に帰りましょう掲示板」が推薦していた『和歌で読み解く・天皇と国民の歴史』を読んでいたら、この話と同じ話が書いてありました。
著者の古宮さんという人が、
日本には「国民のために祈る天皇。祈られる国民」という「天皇と国民の関係」が伝統として古代から二一世紀の天皇にいたるまで連綿と受け継いでいる。これは世界に類を見ない驚くべき奇蹟である…
と書いているので、「本当か?」と思って最後まで読んだら本当でした。
崇神天皇だけでなく、日本の歴史は素晴らしい歴史だと思います。