人間の生き方

 

不平不満ばかり愚痴り、呟いていたりすると、「幸福」の神様が自分の中から逃げて行きます。私は相手の欠点が見えると云うことは、自分はその欠点を理解して、判っているからだと思います。相手を拝むとは、そんな欠点が見えないことだと思います。

 

この12カ月間、多少は寄り道もありましたが、殆どが『谷口雅春先生著作年譜一覧表』の作成に費やした日々でした。今回、大変な幸運な出来事が次から次へと出て来ました。

何よりも一番に幸運な事は、校閲をして下さる人がいたということです。大半はその人の協力があればこそ、9割以上の完成を迎えました。まだ、校正が若干残っていますが、色々の御指摘があればこそ、目標が出来たということです。それ以外にも校正して下さる人もいて、それに何とか応えたい気持ちで行いました。

 

この事業は小説を書くよりも難しいことだと、或る方に云われたことが印象的でした。でも不思議なんですが、自分ではまだまだ、完成したとは全く思っていない事なんです。谷口雅春先生の御著書でも98%は網羅している自信がありますが、それでもわからない事が私には沢山あることなんです。それがたとえ他人が満足出来る内容があっても私には心残りがあるのです。

 

それと、今回『生命の實相』戦前と戦後の比較や愛国書のレファレンス作成をしていて思うことは、畏ろしい程、谷口雅春先生の学習意欲とその勉強の凄さなんです。『資本論』でも読んでいらっしゃる。それで唯物論を理解され、谷口哲学の一端が生れるのです。医学でも其の辺の病院の先生よりも詳しいのです。専門的な医学の話をされる訳ですから、讀んでゐる私も理解出来ない事が屡々あるのです。

 

佛教の把握も全て読破されているから、より専門な言葉を羅列されていることがありますが、その内容は未だに私には理解出来ないことが多く有ります。ただ、私はわからない箇所でも理解するように務めていることです。谷口雅春先生のお気持ちに近づくことが大切であると思っています。だから、解らないから「ほっとく」ではなく、それも徐々に解決することなんです。

 

今回、武漢ウィルスで諸先生にお会いしたい、現状では人にも会えない状況です。これが収まらなければ、『谷口雅春先生著作年譜一覧表』の完成とは云えない。でも、運が良かったかもしれないのです。少しアルバイトでもしようと思っています。この著作集の執筆は結構お金もかかりますが、不思議な事にお金が湧いて來るのです。先日、ある本を購入したいと思ってそれを購入した。1万円近くかかるのですが、その翌日、○○さんから本が売れたので2万円の臨時収入。今回の国会図書館での収入と小さな金額ですが、自分がまさかお金を戴けると思わなかった。その事は大変嬉しかった。それ以外にもありました。

 

勿論、『谷口雅春先生著作年譜一覧表』だけを作成しているわけではありません。『宮崎白蓮』の本もどうにかして出版したいと思っています。

また、『神武天皇東征』についても後世に残しておきたいと思っています。また『歴代天皇の御稜』についても書いていきたい。前回の『谷口雅春先生著作年譜一覧表』及びその増補改訂版でもそうですが、仕事をしながら作成しました。朝の1時間を利用して完成させました。だから、出来ないことはない。それから、運動もします。自分は生かされていることを思えば、そんなに苦しくはない。今回のアルバイトでも直ぐに決まりました。不思議なほど、思えば実現するのです。今日は健康診断に行っていました。今迄、病気などしたことがないから、「健康ですね」と先生に謂われた。肉体も心も「神様に生かされている」ことだと思っています。

 

「人間の生き方」と大層に書きましたが、それは「神様に生かされている」ことを自覚することだと思います。