トキさんの掲示板に下記の文章がある。何か文章の間違いや記述内容の違いで理解出来ない。ある一点のみを見て「雅春先生」はこのように書いておられると表現したいのであろう。それは理解するが、もう少し全般的にものを見て書いたほうがいい。それは『生命の實相』ならば新修版や豪華版など様々とある、そうしたことを分類して比較検討したことがあるのかどうかであろう。ただこうした間違いは『絶版を考える』さんだけではない。

 

引用書名のうち現在は絶版のものも多数あるので、もしこの本を再刊せられたいと希望される方は発行所へその旨を本書にはさみ込のハガキで御通知ください。 (26518)

日時:20200427 () 1716

名前:絶版を考える

本書に引用せる書名のうち『生命の實相』は“愛蔵版”に於ける巻数である。

 

◎ 引用書名のうち現在は絶版のものも多数あるので、もしこの本を再刊せられたいと希望される方は発行所へその旨を本書にはさみ込のハガキで御通知ください。

 

昭和十四年十二月十五日 初版

 

昭和四十九年九月六日  改訂

 

昔の本来の教えに帰れ、昔の生長の家は善かった、聖典を絶版にするのはもってのほか、という意見が教団否定の方々から出ています。

 

然し乍ら、戦前に初版を出し乍ら、時代に合わせ昭和49年に改訂版を雅春先生自ら出版されています。改定と云われているのですから、時代に合わせた改訂が為されたのでしょう。旧版を持っていませんので比較はできていません。

 

ここで大事なことは

 

『引用書名のうち現在は絶版のものも多数あるので、もしこの本を再刊せられたいと希望される方は発行所へその旨を本書にはさみ込のハガキで御通知ください。』

 

と書かれていて、現在は絶版の者も多数ある、でありますから、引用元の聖典を読もうにも絶版のものが多数あるので読めない。だから希望者が多数あるようであれば再販を考慮します、と書かれているように思います。

 

この本は時代の現象を相手にした真理の書ではありません。人間神の子の根本真理体得のために書かれたものです。「真理の書」でも戦後にかけて絶版になっていた事実があります。

 

この事実をどの様に考えておられるのかご意見をお聞きしたいものです。

 

さて、ここで何カ所か指摘しておかなければならないことがあります。とりわけて重要なことが

 

①“「眞理の書」が戦後にかけて絶版になった”と書いていますが、これは間違いなのです。絶版では決してないということです。

それは、再版や重版が出来なかったということです。表現では全くその意味が異なってきます。それならば、戦後から版を重ねて「谷口雅春先生」の御著書が再版されたことがあるかということです。

同じ名前でも、装丁が異なります。戦後ならば普及版や新版として発行されています。

でも、同じ装丁で重版を重ねる著作は残念ながら、一冊もありません。疑うならば、自分で調べて下さい。私は何十年にわたり調査しています。

 

②次に愛蔵版では現在「再刊」という表現がありません。また戦前の初版を記入しているのが、新修(普及版、特製版)でその表現はあったと思います。愛蔵版では戦前の初版は記入していません。たぶんこの部分が何かと勘違いしているのだと思います。
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また、昭和十四年十二月十五日 初版という『生命の實相』の初版がない。この当時は何版か重ねて発行日のみ変更していて、それでも初版発行となっています。※下記を参考

また、昭和四十九年九月六日  改訂と記入しているが、日付が6日というのは聖典というのは発行日では極めて少ない、多くは1101525日という発行日である。ただ、そういう日付もたまにあるが、本当にたまにあるだけである。

上記の表現では『生命の實相』の愛蔵版であるのかどうかも疑わしい。また、愛蔵版が改定版と記入しているのかどうかも疑わしい。ただ何かと勘違いしているのだけは理解出来る。例えば、谷口雅春選集など『人間死んでも死なぬ(改訂版)』など何冊か改訂版が発行されている。その他の著書は数字で再版とか何版と記入している。

 

 だが「絶版を考える」さんは最初から躓いている。

【本書に引用せる書名のうち『生命の實相』は“愛蔵版”に於ける巻数である。】

意味が理解出来ない。

また

【◎ 引用書名のうち現在は絶版のものも多数あるので、もしこの本を再刊せられたいと希望される方は発行所へその旨を本書にはさみ込のハガキで御通知ください。】

 

この表現だと「引用書名」であるから、『生命の實相』とは限らない。別の本の可能性もある。「聖典」としているがその根拠がない。「引用書」というのはハガキに記入された本ではないかと推測出来る。また『生命の實相』において引用書を記載した表現は愛蔵版においてはない。私はそういう表現は未だ見たことが無い。

はがきに記載しているならば別の本であろう。

それを再版、重版希望の場合はハガキを出して欲しいということだけであろう

 

このようなことを記述するならば、きっちりと調査して本当にそうなのか、またその根拠となる寫眞など添付することが大切である。

そうしないと私や、読んでいる人は意味が理解出来ないのです、多くの表現でも重要な間違いあれば全てが信用できなくなる。啖呵を切るのはいいが、間違いならば再度訂正してほしいものである。



黑布表紙版 20  S.10.1.25~16.12.15 昭和10年度発行第1巻~12巻、昭和12年度13巻~15巻、昭和16年度16巻~20   光明思想普及会

 

 

  

 

四六判

当初は何版という記載はなし(各『生命の實相』にて記載(一部のみ有)

1巻  總説篇・實相篇(版により異なる)

S10.1.25

 

406

S10.4.29/S10.9.25/S11.9.5/S12.7.1/S18.3.25(17版納本)8000

2巻  光明篇・生命篇

S10.2.25

 

415

S10.6.10/S12.7.1

3巻  聖靈篇・實證篇

S10.5.25

 

408

S10.7.6/S10.12.20()/S12.5.20/S12.7.1/S18.5.15(8.9版発行)8版と9版が同時発行

4巻  生活篇・觀行篇

S10.10.25

 

411

S12.7.1/S14.5.20/S16.9.2517版)/S17.7.2518版発行)

5巻  靈界と死後の救ひ

S10.5.25

 

429

S10.7.25/S12.7.1/S10.1.25/S16.5.20(第13版)

6巻  萬敎歸一篇

S10.1.25

 

402

S10.4.25/S10.6.25/S12.5.20/S12.7.1

7巻  敎育篇・倫理篇

S10.6.25

 

406

S10.7.25/S12.7.1/S18.5.15(第13版)限定5000

8巻  人生問答篇

S10.3.25

 

410

S10.5.20/S12.5.15/S12.7.1/S16.9206/S18.5.157版    S12.7.1には頁399

S16.9.20

399

S18.5.15

367

9巻  宗敎問答篇

S10.8.25

 

429

S12.5.20/S12.7.1/S14.5.20

10巻  神示を受くる迄

S10.6.20

 

437

S10.9.25/S12.7.1

11   經典篇・參考篇・宗敎問答篇

S10.11.25

 

432

S12.7.1/S14.2.18/S14.8.1

12巻 常樂篇・經典篇・參考篇・質疑篇

S10.12.15

 

415

S12.7.1/S14.2.18

13   敎育實踐篇

S12.7.01

 

466

S12.7.18/S12.8.25/S14.2.18

14巻  久遠佛性篇・眞理體驗篇

S12.7.01

 

510

S12.7.18/S14.2.18/S14.7.20

15巻  女性敎育篇・兒童光明篇・聖典講義篇

S12.7.15

 

538

S14.2.18/S14.6.20

16巻  神道篇・經濟生活篇

S16.9.01

 

460

 

17   随喜篇・道場篇

S16.10.05

 

473

S16.10.25

18   下化衆生篇・幸福生活篇・功德篇

S16.10.25

 

419

 

19   幸福篇

S16.11.25

 

413

 

20   佛敎篇・家庭敎育篇

S16.12.15

 

448