本日の新聞に掲載されていますが、昨日女人禁制である修驗者の道である大峰奥駈道の洞辻茶屋の直ぐ南側に陀羅助茶屋からは少し南側、手前には登り道と下山道が分かれています。その下山道の階段部分で滑落事故がありました。私が洞辻茶屋でトイレした後、今まで知らなかったのですが、荷物運搬用のモノレ-ルがあるのですが、そこに7人ほど消防隊員が乗車して登ってくるのです。
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洞辻茶屋、この左側の建物の中にモノレ-ルの終点があります。
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陀羅助茶屋
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ホバリングして下の様子を見ている隊員。
崖の直ぐ橫を飛行しているので、緊張は続きます。
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西ノ硯から撮影
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大峰山寺の到着
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山頂の山上ヶ岳です。
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レンゲ辻の女人結界門です。

 実は昨日の早朝430分。観音峰登山口の駐車場に二台のパトカ-がけたたましく走り去って行くのを聞いた。AM5時に観音峰登山口を出発した私は洞川温泉の旅館がある道を通り清浄大橋に向った。その清浄大橋には奈良県消防の捜索隊が結成され、ヘリコプターが上空を飛び回っていた。

そこから一ノ世茶屋⇒一本松茶屋⇒お助け水⇒洞辻茶屋と登山の登り道を利用した。最近は全く運動していなかったので、洞辻茶屋からかなり脚にきていた。9人の消防隊員は途中崖下の険しい道を二人が降りて行った。山笹が蔽い茂る道なき急勾配の山道である。その他の人は階段を上がって行く、陀羅助茶屋を通り約100mの位置。その途中で分岐の道がある。登り用と下山用である。その下山用に消防隊員は上がっていく。少し細い道があり、板の張り付けた階段がある。崖の方に鎖が据え付けてあるが、そこに消防隊員が15名程いた。既にロープを崖下に降ろしていた。今から収容の爲に準備している。

 そんな緊迫したなかで写真とか撮るわけにはいかない。私も滑落した崖下を見たが、かなり急勾配の崖である。助からないと思った。

 立ち止まるわけにはいかないのでそのまま西の硯という、修驗者の修行の場所がある。ロ-プを身体に巻き、崖を身体の半分以上、乗り出す所から写真を撮った。ヘリコプターで救出作業されている寫眞です。

 

 山上ヶ岳からレンゲ辻を通り、レンゲ辻分岐があるそこから直接の大峯大橋の道があるが、そこを通ったのが間違っていた。かなり荒れ果てていて、道もなく傾斜面である、レンゲ辻の所で早速、砂利道に足を滑らせて、尻もちをついた、何回も六甲山の「トゥエンティクロス」のように川を往復する、勿論橋などのようなものはない。大きな石を伝って歩いていく、そんな場所が12カ所ほどあった。ただ下りは厳しい。つま先が痛くて仕方がない。

 その道程は殆ど崩落した道である。しかし、そこから登って行く人が5名程いた。最後の人は山上ヶ岳や稲村ヶ岳はこの道を利用するという。

 悪戦苦闘して2時間かかって林道についた。運動していない人間にとってはかなりきつかった。やはりこの道は登りで利用すべきであるが、慣れていない人には滑落の惧れがあるので利用しないほうがいい。途中何度も滝に出遭う。滝の橫の大きな石を渡って歩くということを考えてみれば、危険な事は想像できると思う。
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分岐したところに下りという矢印がありますが、滑落されたのはその付近です。

 山というのは厳しい部分もあります。油断したり運動をしないのに急に大丈夫だと思って高い山に登ったりすると、本当に危ないのです。私も最近は運動もしていなかったので、かなり厳しかった。毎年この時期に来ているのですが、以前ならば大峰山系を50kmの道のりを走っていました。しかし、それは今は体力がないので出来ません。もう少し鍛えれば可能ですが、無理はしません。
昨日の走行距離は22km
また、お亡くなりになられた人は天川村の畳店を経営されている63歳の人です。ご冥福をお祈り致します。