戰前の文字を用いての譯語、難しさも觀じつつ「判」とかが私のパソコンでは打ち込みが出来なく、残念に思ってしまう。ただ、あまり使わないが、見かける平假名に「ヱ」という字があります。

あの“ヱビスビ-ル”がこの「ヱ」を使用してゐます。また40年前にはエスビー食品が「ヱスビ-食品」で使ってゐました。

 ヱは平仮名で書くとゑですが、發音は「うぇ」という發言になります。パソコンでWEとキ-ボ-ドを叩けば「ゑ」が出て来ます。

また、発音で「うぃ」となれば「ゐ」です。パソコンでは、WIとキ-ボ-ドを叩けば「ゐ」が出て来ます。

 

 さて、最近「ヱ」という言葉は意外と若者が知っています。それは「ヱヴァンゲリヲン」のアニメの影響からです。この「ヱヴァゲリヲン」を戦後の人であるならば「エバァンゲリオン」と書くのですが、「ヱ」は戦後の国語審議会で無くなってしまったコトバの一つです。これもGHQの戦後政策であったことは事實です。それが反對に若い人が使用するのもいいものです。

 

 それに關係はしていないが、ローマ字で「圓」は「YEN」です。これも實際何故「Y」が付くのがわからないと書いてゐますが、先ほど述べました「ヱビス」は「YEBISU」と記入します。だが、實際は“ワ行”です。これは「ヘボン」のロ-マ字の影響を受けています。「え、ゑ」で始まる語は「Ye」となってゐたからです。古地圖では江戸は「YEDO」と記入されてゐます。

 

 

 さて、この平假名でもう一つ苦労するのが「や行」です。“や (い) ゆ (え) よ”ですが、実際はヤ行のえは「いぇ」と発言していました。戦前ではまだこの「いぇ」という平假名は使用してゐました。「江」をもとにした字ですが、實はパソコンでは現在の私の實力では書けません。

 

 また、「変」の部首は「言」ですが、今の漢字ではその意味がわかりません。旧字体の「變」であるならば理解出來ます。「医」の部首は「はこがまえ」ですが、それがどうして「医」になったのかこれでは理解できません。「醫」や「」を書けば、その意味も理解出來ます。

 

 漢字で苦勞していますが、やはり歴史的假名遣いでないと意味がわからないのも、大変理解出來ます。

 また、それに戻すのも「ヱヴァンゲリヲン」のやうに若者に人気になるのかもしれません。