最近は何か不信なことがあれば、深く考えるような人間がいますが、以前ならば「そんな人間もいる」というだけでありましたが、最近はそういう人間を「発達障害」という向きで考える場合がある。

 例えば、おのれの考えを公平に見ることが出来ずに、そうした思考に極度の不信感や嫌悪感でみる人であります。厳密にル-ルを守ろうとするあまりに人との接し方がわからずに孤立する人であります。また相手の反応や状況を察することが出来ないでいる人であります。

 

 最近はそんな人を自閉症スペクトラム傷害(ASD)という。そういう特徴に当てはまった人が近くにいるのかもしれません。ただ、当本人はそういう自覚がない。そういう人は周りの人の多くは気が付くのですが、本人には全く自覚がないため、難しくしているのではないか。

 

 自閉症スペクトラム障害(ASD

 

自閉症スペクトラム障害は先天的な発達障害の1つで、特徴として

①社会性と対人関係の障害

②コミュニケーションや言葉の発達の遅れ

③行動や興味の偏り

3つがあるといわれています。

 

従来、世界保健機関(WHO)の定めた国際疾病分類(ICD)やアメリカ精神医学会の精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)では、アスペルガー症候群などとともに広汎性発達障害というカテゴリーのもと自閉症という診断が位置づけられていました。2013年に刊行された「DSM-5」では、自閉症という障害名は廃止され、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害の障害名のもとに統合されました。

 

 今回の京都アニメなどの青葉容疑者もそのひとりであろうと思います。小説に応募して、そこから「自分の小説がパクられた」という強い思い込みがあったとされている。その為に34人の人を殺傷する理由にはあたらない。だが、思い込みというのはこうした危険な場合もあるが、通常は穏やかな生活をしている人が大半である。

 

 以前はそんな人が「宇治別格本山」に研修にきて、そうした治癒にあたっていたことがある。近年は発達障害の認知度も高まり、病院などで受診する人も増えて来ている。

 

 相手に対する思いやりや深切など様々な行為がありますが、周囲に解け込むことにより、自分の行いなどを深く観察すればいい。一方的な押し付けや「そうでなければならない」という固定観念を呪縛してしまう人はもう少し解放すればいい。そうすることにより穏やかに生活出来るようになる。心の障碍を解き放つ爲に、ゆっくりと神想觀をするのがいい。