今回、世界遺産として百舌鳥古墳群と古市古墳群がほぼ決定した。とりわけ、この古墳のなかに天皇陵が49基のなかに29基が含まれている。天皇陵は「祭祀」と「靜安と尊厳」が必要とする宮内庁の考えは妥当な考えである。

それを世界遺産として認めてよいものであろうか、しかし決定してしまった。現在の世界遺産は当初の「自然の保全」というのがすっかり抜けている。商売だけに奔走してしまっているのが残念である。

また、現在の保存ということが、出来ていないというのを感じぜざるを得ない。実はこの陵墓及び古墳に関して、この49基の全てを見てきた私は、仁徳天皇の陪冢の全てが「世界遺産」ではなく、抜けているものがある。そういうのを何故、世界遺産として申請しなかったのであろうか。また、近くにある「ラブホテル」の建物をどうして堺市は認めてのか、また最初に書いた、全ての陵墓や古墳が対象にならなかったのが、申請を通すための策謀であったのが残念である

「御陵」の尊厳性として世界遺産でなし崩しになる恐れがある。仁徳天皇陵でもそうである。「正辰祭」というのがとりおこなわれいます。歴代天皇についても同じように「祭」が執されています。

 

 今回の49基の全ての陵墓に行っての感想ですが、現在の世界遺産は裏に商売のみを考えている人がほとんどで陵墓を護るとか、歴史的な研究等、度外視されています。また、住宅街に囲まれた陪冢はなんとかして欲しい。住宅地が近くにあり、削れた土砂が見っともない。

詳細については後日書きたい。