このブログで「谷口雅春先生の歩まれし道」を御記入させて戴いている。今迄の資料では掲載されなかったものなど、様々あります。しかし、そういうことに関心を持たず、現教団の良くない面や谷口雅宣氏の祖業に躍起になって、指摘している。

 確かに、私も当初は先頭に立って云ってきました。だが、それで良くなって、改心して悔い改めるのかといえば、益々、悪化になっていきます。権力というのは一人に集中すると、必ずこうした悪い面が出て来ます。大きな団体で行ってはならない事であります。

 

昨日から新聞を賑わしている日産自動車のカルロス・ゴ-ン会長の金融商品取引法違反容疑で逮捕。何十億という報酬をもらいながら、更にごまかして「ケチ」なことをする。

人間の欲深いものが出てしまうのも権力の集中がそのようにしてしまうのです。あんなに大きな会社で監査されていたのかも疑問ですが、権力と云うのはどんな人間であっても歪めてしまう。

 宗教でもよほどの聖人でない限り「権力の集中」は阻害を招く要因となる。したい放題で自分の気に入らない部下がいると平気で左遷させる。それが当たり前になると人間の善惡などわからなくなる。

 一昨年、その日産のゴ-ン社長を1mという所ですれ違った。私は日産自動車がたま自動車として創業した頃の自働車を見に行った。たま電気自動車といっても知らない人が多いが、戦後間もない頃に電気自動車の生産が盛んになった時期があった。

 大東亜戦争で都市部は焼け野原になったが、水力発電所のダムなどは破壊されなくて、電気だけはあった。しかも石油は入ってこなかった時代でもある。そこで技術者たちは電気自動車の開発に挑んでいく。

 石炭バスや電気自動車と時代は潮流のなか必死になって進んで行った時代を思い出して欲しいものです。