千島学説というのを御存知ですか?
そういう私も名前は聞いた憶えがあるような状態で、詳細は知りません。それがある書物により詳細に知ることが出来たのであります。それは『ガンの精神的治癒』という千島喜久男先生の著である、ここに「谷口病理論と千島細菌自然発生論」として谷口雅春先生の御言葉が引用されているのです。年代と何月號もわからず、『白鳩』誌の「女性のための智慧毎日の箴言」のなかに千島先生の論文が掲載されている。何年の何月号かを御存知の人がおられましたら教えて下さい。
 
これは元々、『精神科学』の昭和394月號に池見酉次郎博士の検診を受けた結果「ガンが治った」という論文にその当の先生が反論するという。そこで昭和398月号で雅春先生は「癌は本来存在しない,あるのは症候群に過ぎない」という題にて病気本来無しの見地から文章を発表されたのです。(『心と癌』谷口雅春先生著作の64頁を参照)また『精神科学』昭和4012月号では「ガンの精神的治癒() 」 千島喜久男先生が発表されているのです。翌年の1月号では「ガンの精神的治癒() 」を引き続き発表された。
 
今の「生長の家」教団ではそうした癌が治るというのも云いづらい雰囲気がある。それを学問的に裏付されたのが千島先生である。この千島先生の言葉に
 
【谷口総裁は“ガンに対する恐怖心を去ることがガン征服の第一歩である”と言われているが、全くその通りである。恐怖心は無知や信念のないことの別名である。生命について正しい知恵と正しい信仰をもつものがガンに対する無用の恐怖心を去るために根本的な必要条件である。谷口雅春総裁は“癌のような塊りが肉体にあらわれるのは、必ず「心」に塊がある。自分の心の中の抑圧感情が蓄積され症状となって具象化するものである”と洞察されている。私はこれに全幅の賛意を表したい。】
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