吹田市災害ボランティアセンタ-に参加して5日目。

大阪北部を震源とする6弱の地震はその99%が一部損壊のため、その被害がわかりにくい現況である。

一部損壊とは

 

基礎(基礎部分の総延長の4割以下の損傷)、屋根(棟瓦が全面的にずれ、破損、落下し、他の瓦のずれも著しい)、外壁(仕上げの剥離が生じている)が一部損壊した木造住宅など、全壊や半壊に至らないものを「一部損壊」といい、住家の損害割合が20%未満であることをいいます。

 

今週の月曜日に行った吹田市青葉丘北のマンションでは11階の屋根部分に水道管の配管がありそれに亀裂が生じ、そこの住人は浸水被害で床はメクレ、畳は使えない、電化器具の一部も壊滅になっている。9畳位のキッチンは床を外さなければならない仕事である。本来はボランティアの仕事ではない。だが社会福祉協議会が引き受けたので止むを得ない。しかし、ク-ラ-もない、風もない状態で8名のボランティアが床外しを行った。バ-ルでコンクリ-トと床の間に突っ込み、コテの原理を利用して、取っていくのだが身体中の汗が流れ、大変な状況である。2時間30分、クタクタになりながら作業を行った。

 

その日は時間が午後330分で切り上げたが、翌日は私自身は異なる所用があり、休んだが仲間から聞くと大変な仕事であったと聞いた。

 

今日はピアノがズレており元の位置に戻すのと、未だに片付いていない部屋を整理した。午前と午後とあったが、2箇所共ピアノの移動があった。午後のボランティアは部屋の整理などで2時間30分を要した。80歳の男性は気持ちの方は矍鑠としているが、地震で呆然としており、未だ片付けるまでいっていない。

昨日も小さな揺れがあったが、未だその地震の揺れで恐怖心を抱いて、寝られない人も多くいる。

大阪大学の人間科学部の人達が毎日ボランティアセンタ-に参加していただいている。

学生ボランティアもそうであるが、熱心に社会に役立ちたいという人もいる。私も見習っていかなければならない。

また、罹災証明書にも時間がかかるようである。