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昭和13728日発行の『百事如意』ここでは「無限供給の神示」が省かれています。

 

 『生命の實相』信の巻について

 『生命の實相』信の巻は削除済のスタンプを押している著作は所有していませんので菊判装からそれを探ってみます。

 

菊判装で第九巻に削除済の印鑑がおされているのですが、その目次で第二巻と同じ目次があることが下記に示しました。

 


本菊判装『生命の實相』第九巻

女性教育篇 母・妻・娘の聖書
 第一章  女性の觀点を一新せよ
 第二章  『女だから』と云ふ言葉
 第三章  妻を『養ふ』と云ふ言葉
 第四章  無限供給の經濟の立て方
 第五章  家庭幸福への道
 第六章  結婚前の娘及び母への注意
 第七章  ダリアの花に題して
 第八章  本来一つのもの

 第九章  親切行に就いて

 第十章  空想的人類愛より實際的人類愛

 第十一章 レヴュ―の精神分析

 第十二章 家族全体を健康にする方法

 第十三章 花嫁学校に於ける講和

家庭教育篇 家庭と教育の基礎
 第一章  愛兒の能力と夫婦陰陽の調和
 第二章  拝み合ひの生活
 第三章  無痛分娩の方法と心掛
 第四章  蝦兒を無痛分娩した話
 第五章  胎兒及胎兒以前よりの教養
 第六章  配偶の觀相學的選び方
 第七章  そのまゝ素直に有りがたい
 第八章  或る結婚式場での話
 第九章  愛兒の健康への近道
家庭教育篇 家庭と教育の基礎
 第一章 愛兒の能力と夫婦陰陽の調和
 第二章 拝み合ひの生活
 第三章 無痛分娩の方法と心掛
 第四章 蝦児を無痛分娩した話
 第五章 胎兒及胎兒以前よりの教養
 第六章 配偶の觀相学的選び方
 第七章 そのまゝ素直に有りがたい
 第八章 或る結婚式場での話
 第九章 愛兒の健康への近道
佛教篇 いのちの解脱
 第一章 『いのち』の自由
 第二章 釋迦の成道
 第三章 久遠流るゝいのち
 第四章 維摩經及涅槃經に現はれたる『肉體無』
 第五章 宗教と科學に就て
 第六章 即身成仏の眞理

 第七章 寂光を更に超えて

 第八章  勝蓮華世界の蓮華王座

この削除済は

第八章 勝蓮華世界の蓮華王座の章の四「大生長の家」に就いての神示か、五 久遠日本の發見

の項目に切り取った跡がある。

つまり、『生命の實相』信の巻の目次は

事変版ビロ-ド表紙版・人造羊皮版

信の巻

佛教篇 いのちの解脱
 第一章 『いのち』の自由
 第二章 釋迦の成道
 第三章 久遠流るゝいのち
 第四章 維摩経及涅槃経に現れたる『肉體無』
 第五章 宗教と科學の不敬性
 第六章 生長の家と醫療問題

 第七章 寂光を更に超えて

 第八章  勝蓮華世界の蓮華王座

基教篇   新約聖書の示す眞理

第一章 山上の垂訓の示す眞理

第二章 白馬に跨れる神の王

第三章 日本國體と旧約聖書との問題

神道篇   日本國の世界的使命

第一章 古事記講義

第二章 皇軍の倫理

第三章 世界秩序の崩壊と再建

第四章 戦勝祈願の倫理

第五章 理念のための戰争

第六章 余の國家主義

幸福生活篇 幸福生活への根本眞理
 第一章  幸福の扉の開き方
 第二章  ありのままの生活
 第三章  無礙の大道
 第四章  廻心の原理
 第五章  腹の立たなくなる法



 

ここで菊判装の第九巻と信の巻の共通項目は佛教篇「いのちの解脱」です。

この中の佛教篇の第八章  勝蓮華世界の蓮華王座の部分が削除対象となったのである。

つまり、③ 『生命の實相』信の巻は

蓮華王座の章の四「大生長の家」に就いての神示か、五 久遠日本の發見が発禁の対象となった。

 

 

② 生命の實相 第二巻 黒布表紙版

この御著書についても「削除済」の本を所有していませんので、菊判装から何がその禁書とされたのかを探ります。

それでは『生命の實相』第二巻の目次を列挙させていただきます。


全集第二巻『光明篇・生命篇』

戦時廉価版『生命の實相』二巻

聖典讀誦の功徳(はしがき)

『七つの燈臺の點燈者』の神示

光明篇  生命に到る道

第一章   一切の宗教を生かす『生長の家』

第二章  『生長の家』は日本精神の源泉

第三章  『生長の家』とは何であるか

第四章  『生長の家』は何を信じるか

生命篇  生命圓相の眞理

第一章   果して物質的治療は病気を征服し得たか

第二章   生きる力の神秘

第三章   心の平和に到達する眞理

第四章   『生命』は愛と智慧とによって生く

第五章   思念の力

第六章   人間は『肉体』でない話

第七章   眞理は爾を自由ならしめん

第八章   祖国愛は神の道

第九章   愛の神による運命の修正

第十章   生命磁気を語る

第十一章  現代醫學を語る

第十二章  死線を超えた實話

第十三章 『無』の經濟と『無』の醫學

 

ここで注目すべき事柄があります。小さな紙に

『生命の實相』菊判装第六巻

81

92

133

164

279

391

431

の各頁は著者の希望により削除いたしましたから悪からず御諒承下さい。

ということは

菊判装第六巻の目次を確かめると

本菊判装『生命の實相』第六巻

 

光明篇  生命に到る道

第一章    一切の宗教を生かす『生長の家』

第二章    『生長の家』は日本精神の源泉

第三章    『生長の家』とは何であるか

第四章    『生長の家』は何を信じるか

宗教問答篇  生活に生きる宗教

第一章  生活に生きる宗教
第二章  天國浄土を實現する道
第三章  『無』もない世界に入る話
第四章  眞理に救はれ行く人々

第五章  肉體と境遇を良くする道(報恩行)
第六章  南泉猫を斬る生活
第七章  神の無限供給を語る
第八章  天地一切と和合する生活
第九章  種々の宗教問題に答ふ

質疑篇   眞理の應用及び捨遺

1、  現象なしの自覺に就いて

2、  殉死殉道の意義と價値

3、  神に三義ありとは如何なる意味なりや問ふ

4、  金光教を生かしつつ生長の家を信じたい

5、  人間神の子の完全さについて

6、  時間空間の觀念は何処から起るか

7、  物質に知性なきか

8、  周囲を生かすために働かないのは好いか

9、  個人の念は全人類の信念を超克し得るか

10、   偏食は不可であるか

11、   生命と靈魂と肉體との關係

12、   神佛一體なりや又別異なりやを問ふ

13、   個性は何處から来るか

14、   完全圓滿と無限生長との觀念は兩立し得るか

15、   『實相の心』と『偽存在の心』 『實相生命』と『現象生命』

16、   病気を起す潜在意識は如何にすれば除き得るか

17、   念の感應・人生空無・久遠本佛

18、   方便法と眞實法

19、   佛教は靈魂の存在を否定す、生長の家は靈魂在る如く説くは如何