佐藤通次氏といえば、私のような人間が思いつくのは『皇道哲学』という御本を出版された人物ですが、生長の家にも深く関わりがあり、日本教文社で発行された。

『言の林 言の原点と解釈』 日本教文社 1976

『続言の林 言の原点と解釈』 日本教文社 1979.6

『言の林 続続 言の原点と解釈』 日本教文社 1982.6

『武道の神髄』鷹尾敏文共著 日本教文社 1977.10

翻訳

『美しき魂の告白』ゲーテ 日本教文社 1949(世界文庫)

『ミニヨン』 ゲーテ 日本教文社 1949(世界文庫)

『生きぬくための知恵』 K.O.シュミット 日本教文社 1958

 

言の林とは言葉が沢山ある。とりわけて「日本の言霊」というのは一つの文明の革命でもあります。そうしたなかで、佐藤通次氏と生長の家の関わりは戦前にまで遡る。

その言葉は思わず素晴らしさに感涙する。

谷口雅春先生に関わった人で本当にこんなに箴言なことばが謂えるかです。

 

九大獨文科教授佐藤通次氏評して曰く

『人の實相を神と見る谷口氏の神想觀の思想は、人生を渡るための有利なる技術といふごときものではなくて、實は人生の深き體驗の論理的必然を摑んだものである。…氏の思想は人間精神の最高最深の段階に達してゐるといへよう』

略歴

山形県川西町生まれ。旧制山形高等学校を経て、1926年に京都帝国大学文学部独文科卒。九州帝国大学法文学部助教授、文部省教学錬成所員。1944年に「ゲーテノ生命体験」で九大文学博士。戦後は、1955年亜細亜大学教授、1965年皇學館大学教授、1973年から1980年まで同学長、名誉教授。ゲーテ、シラー、ニーチェなどの翻訳のほか、神道、皇道思想を追求し続けた。