それではその「安寧ノ部」のなかから、生長の家が発禁の対象とされた本が下記にあります。
簡単に纏めたのですがこの表だけでブログのカテゴリを超えてしまいますので、すみませんが下記の内容にて見てください。
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10205753_po_77%2811%29nanae2.pdf?contentNo=1&alternativeNo=



 結論

戦前における「生長の家」の著書で禁書となったのが

  1.  百事如意

  2.  生命の實相 第二巻 黒布表紙版

  3.  生命の實相 信の巻 

  4.  生命の實相 第六巻 菊判

     

ただ禁書といえども、古書をお持ちの人はわかると思いますが、検閲の済んだ本は削除済というスタンプが押され、その頁を削除している。

その本自体を焚書にするような事はしなかったのは禁案番号なしとしている戦前の禁書であります。生長の家の御本は多くはそうした被害を免れているのですが、やはり厳しいものがあります。

 百事如意

上記に記入した『百事如意』ですが、『百時如意』と記されているだけで、どの書物か判断は難しい部分があるのですが、判の大きさが記載されているのと発行禁止の年月日が記載されているので、

昭和11421日発行の『百事如意』であることがわかります。

 

それではこの著書のどこが発禁処分となっているのかを探ってみます。

 偶然にも警保局のハンコは押されてはいないのですが、二冊所有の片方には「無限供給の神示」が無残にも切り取られているのです。

 

「無限供給の神示」昭和755日神示

ただ、その当時に既に発行されていて「無限供給の神示」が記載された『生命の實相』にはその難を逃れたものも多くあります。

昭和11421日発行の『百事如意』

     

上図は「無限供給の神示」が記載  上図は目次に記載されているが鋏で切り取られている

 

昭和15220日発行の『百事如意』であるがこれには「無限供給の神示が

記載されていたのだが、下図のように剥ぎ取られています。

(印刷した後に気がついて剥がしたか、その部分を省いて印刷したのでは

ないかと思います)

 

昭和13728日発行の『百事如意』

ここでは「無限供給の神示」が省かれています。