奉祝國民歌「紀元二千六百年」 
内閣奉祝會撰定/紀元二千六百年奉祝會・日本放送協會制定 
 増田好生 作詞/森義八郎 作曲

 金鵄(きんし)輝く日本の 榮(はえ)ある光身にうけて 
 いまこそ祝へこの朝(あした) 紀元は二千六百年
 あゝ 一億の胸はなる
 歡喜あふるるこの土を しつかと我等ふみしめて
 はるかに仰ぐ大御言(おほみこと) 紀元は二千六百年
 あゝ肇國(ちょうこく)の雲青し
 荒(すさ)ぶ世界に唯一つ ゆるがぬ御代に生立ちし
 感謝は清き火と燃えて 紀元は二千六百年
 あゝ報國の血は勇む
 潮ゆたけき海原に 櫻と富士の影織りて
 世紀の文化また新た 紀元は二千六百年
 あゝ燦爛(さんらん)のこの國威
  
 正義凛(りん)たる旗の下 明朗アジヤうち建てん
 力と意氣を示せ今 紀元は二千六百年
 あゝ彌榮(いやさか)の日はのぼる

今年は神武天皇がお亡くなりになって2600年という式年祭という大切な年である。
神武天皇二千六百年式年祭の年でもある。
紀元2600年は昭和15年に大々的に行事が行われた。全国各地では奉祝運動が盛んに行われています。神社の鳥居や石碑などに奉祝紀元2600年建立というものが多いのもこの行事が全国で行われた様子がわかる。
また八紘一宇の石碑も建立されたのもこの年が多い。

さて、大正5年には神武天皇二千五百年式年に大正天皇は拝礼され、「三種の神器」のうち御剣と御璽を其々捧げ持つ「剣璽御動座」が行われる年でもあります。それが4月3日に橿原神宮にて執り行われます。

ちょうど日曜日なので奉祝させていただこうと考えています。
誰か参加する人はいないのであろうか?

天皇陛下のおわしますこの日本、皇室存在の意義を考え共に奉祝を考えていきたい。


紀元2600年祭には生長の家も大々的に奉祝しました。またこの年に「天皇信仰」を発表された年でもあり、創立10周年の年でもあった。
谷口雅春先生は昭和15年『生長の家』誌一月号の「明窓浄机」で

○お目出たうございます。神武奠都二千六百年の春がまゐりました。----

○今、私は國家の現状を見るに憂國の情切々として内心燃ゆるものあり、自ら涙こぼれます。
ここに解決法があり、それは生長の家をおいて何處にもないと思います。如何にかしてこの生長の家の思想を日本全國に、しかして上部構層に弘めんかと思ふとき、あゝ私は聲を挙げて叫びたい。諸君、邦家の爲に立ち上がろうではございませんか、光明裡に御健在で御迎年を祈ります。(邦家とは国家、自分の国)


先日行きました神武天皇の国見山、神武天皇社や古事記の由緒ある地を訪ねたことも、神武天皇と国民との歴史を考えることです。