春の小川は さらさら流る。
岸のすみれや れんげの花に、
(にお)いめでたく 色うつくしく
咲けよ咲けよと ささやく如く。

この歌を改変するのは何故なのか?
匂いめでたくという言葉が何かに連想させるのか
私はそこで思い出すのが『愛国の花』である。
私の考えすぎなのかもしれません。
小関裕而は『巨人軍の歌』や『阪神タイガ-スの歌』や『オリンピックマ-チ』や『荒鷲の歌』『暁に祈る』など沢山の歌を作曲されておられます。
私はこの小関裕而の名前が忘れられないのは父と同じ年の同じ月日の誕生日であるからです。

匂うとは美しく咲き乱れる様子を表した言葉です。いい言葉ではありませんか。

愛国の花

作詞:福田正夫   作曲:古関裕而   歌:渡辺はま子

1

真白き富士の けだかさを こころの強い 楯(たて)として

御国につくす 女等(おみなら)は 輝く御代の 山さくら

地に咲く  国の花

2

老いたる若き もろともに 国難しのぐ 冬の梅

かよわい力 よくあわせ 銃後にはげむ 凛々(りり)しきは

ゆかしく匂う  国の花

3

勇士のあとを 雄雄しくも  家おば子をば 守りゆく

優しい母や また妻は  まごころ燃ゆる 紅椿

うれしく匂う  国の花

4

御稜威(みいつ)のしるし 菊の花  ゆたかに香る 日の本の

女といえど 生命がけ  こぞりて咲いて 美しく

光りて匂う  国の花

光りて匂う  国の花