生長の家教団はこんな虚偽の本をよく販促するものである。
大阪教化部の書棚にもこの『日本会議の研究』という本が並んでいる。私が読んでみて思ったのは、こんな嘘を書けるものである。もともと菅野氏は詐欺師である。性的暴行を起し現在はある団体の着服で問題となっている。
谷口雅宣氏から提供された資料をもとに書いて居ることは管野氏自身が吐露している。そうでないと内部にしかわからないものもあった。また元幹部の男性を貶めたいということがありありであり、この裁判で管野氏が責任を問われているが、谷口雅宣氏にも大きな責任があるのではないか。
日本会議事務局の調査では、『日本会議の研究』は、団体・個人について「虚実、装飾、誹謗中傷、事実誤認、印象操作、著作権侵害、肖像権侵害、プライバシー侵害など」が150箇所以上存在するとしている。また、「古い資料も引用して一見、実証的(?)にレポートしている」ように見えるとしながらも、そので引用されている資料である魚住昭『証言 村上正邦』にも事実ではない記述が書かれているとしている。
そんなひどい本であることを自覚して欲しい、そそくさと書棚から取り除くのが賢明である。
菅野完氏への賠償命令確定 新書「日本会議の研究」
ジャーナリストの菅野完氏(宮崎瑞穂撮影)
平成28年に出版された新書「日本会議の研究」(扶桑社)に虚偽の記載があり、名誉を傷つけられたとして、宗教法人「生長の家」元幹部の男性が著者の菅野完氏に損害賠償などを求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は菅野氏の上告を退ける決定をした。28日付。菅野氏に110万円の支払いを命じた1、2審判決が確定した。