大正7年4月   『彗星』九月号『心霊療法の骨子』に寄稿

大正7年8月頃  京都府綾部の皇道大本を訪れる。(通称大本教)





大正8年     早春、大本教に入信し綾部に移住。まもなく文章の才能を認められて出版物の編集主任となる。『神霊界』『大本時報』『大本新聞』等に宗教論文及び小説、随筆、和歌、時事問題に関する多数の文章を発表。


大正8年     秋頃に輝子先生大本教に入信 今井楳軒宅で修行生活開始


大正8年2月   『神霊界』
大正八年二月十五日(第八十號)「入信の徑路 参綾の動機」(私は綾部で初めて、自分の内なるものの審判に恥じない生活を見出しました、それは実に各人の働きが人類の喜びであるような生活でした。)大本の入信の動機を語る。


大正8年4月   『神霊界』
大正八年四月一日(第八十三號)「邪神の發生と身魂の修秡」(古事記の解読と「神癒」への比較論文)

大正8年4月   『神霊界』大正八年四月十五日(第八十四號)

        「大本靈学の私的研究」(皇道大本の鎮魂が催眠術ではないことと、憑依霊の形式など…)

        「改宗者の手帳より」○建替は残虐なりや ○悪の発生問題 ○お前とならばどこまでも ○ミロクの大神(キリスト   再臨と弥勒菩薩の下生と尊師の567ヶ月に因んで“567殿”

大正8年12月   『大本時報』大正8127日から「皇道霊学講和」の連載始まる。
大正9年3月22日  
皇道大本の講師として東京へ

大正9年3月22日  東京専修2学講演  「大本より観たる心理現象」

大正9年3月23日 学士会館      「神力の科学的研究」

大正9年3月24日 有楽座       「改造の根本義」 
大正9年3月25日 神田立花亭     「神と人との世界改造」

大正9年6月   処女出版『皇道霊学講和』を東京・新光社より出版。(28歳)

皇道大本研究資料 亀岡叢書の編纂出版 全14巻(内、八巻出版)

大正9年6月12日 綾部から亀岡へ移転

大正9年9月23日 第三編 御筆先の解説せる 大本霊学 谷口正治(大本新聞での参照)

大正9年10月1日 第四編  神示の比較宗教論   谷口白龍(ペンネ-ム)
大正9年9月28日 第五編  ヨハ子黙示録(子はママ) 谷口正治
大正9年10月10日 第六編  鎭魂歸神の要諦      谷口正治講述
大正9年10月20日 第七編  基督再臨の眞相      谷口正治
                今井楳軒翁の序
大正9年11月18日 第九編  社会主義と皇道大本    谷口正治
大正9年11月20日 第十編  行ふべき道        谷口正治   
大正10年2月1日 第十二編 言霊と神通力       谷口正治
     言霊を詳しく書き表わしています。
大正10年2月1日 十四編 非醫治療法批判      谷口正治

大正9年9月14日 『大第正日々新聞』発行のため『大本時報』を休刊。

大正9年11月15日 『大本新聞』16号にて廃刊。

大正9年11月22日 江守輝子様と御結婚。(今井梅軒の媒酌にて)

大正10年2月12日 第一次大本教事件
大正10年2月12日、不敬罪と新聞紙法違反の疑いで、出口王仁三郎祖ほか数人が検挙され、王仁三郎は126日間の未決生活ののち保釈。同年秋から『霊界物語』の口述を始めた。


このころ、西田天香著『懺悔の生活』を読み京都鹿ケ谷の一燈園を訪問。


大正10年10月18日~26日   『霊界物語』雅春先生が筆録(最初4名(谷口正治・外山豊二・加藤明子・桜井重雄)にて口述筆記)

大正10年10月26日 ~11月9日  第二巻完了とともに「出口教祖詳伝」編集の任の為筆録者から外れる。この本は関東大震災の為、原稿消失のため世に出ることがなかった。

その後、事件は大審院で“前審に重大な欠陥あり”として、前判決を破棄し、再審理中、大正天皇の崩御により免訴となり解消した。警察部、検察、予審判事総数130


大正11年8月  一燈園の機関紙『光』8月号に「天香さんと倉田さん」を発表。以後『光』誌上に多数の論文を寄稿。

第一次大本事件の控訴院から大本教のお筆先の調査以来。

押収された約1万冊の原本を読破(約40日間)105日京都地方裁判所にて裁判。

大阪の控訴院から、なおの御筆先と王仁三郎の漢字交じりで書き直したものを比較し、不敬罪に核当する箇所がないか調査を依頼される。その作業で、教団の発表した予言に食い違いがあり、当たったものだけが機関紙に掲載されている事実を知る。更には出口家を天皇に代わる地上の権力者にしようとする啓示を発見し、決定的な疑問を感じる

(当時なおの文章は難解であり、それを解読する人も少なく谷口先生が今までの才能を認められ調査依頼される。)

大正11年10月  大本教を脱退